ハードル
仕事の話。
「一般雇用でいいでしょう」と主治医が言う。
「一般でいけると思う」と就労移行のスタッフも言う。
一般でいこうかな、と自分でも思ってた。
けど、ハードル高い。
働き始めるまで、つまり就活の。
一般だと、「27歳既卒4年目職歴なし資格なし、空白期間は精神疾患により療養中」。
苦戦が目に見えている。
入れてもブラックすぎるところでしょう。
障害枠の方がいいかな。と最近思い始めた。
そのほうがハードル低い。
そんな、甘えたような理由で、障害枠にしようか考えてる。
ただ、金銭面で不安がある。
この先障害枠で働き続けて、そうすると給与は低いわけで、将来は不安。
そしてその金銭的不安がある限り、病気は治らないと思う。
障害枠で働いているがゆえに、抑うつから抜けられないとしたら、本末転倒。
もとは、障害枠で働き始めたとしても、次回の手帳更新時には更新しないつもりで、つまり仕事も一般枠に切り替えるつもりだった。
だけどそんなにうまくはいかないだろう。
主治医は協力的な(というか患者に利が出るように図る)人だから、次回更新時、たとえ状態が手帳3級に該当するレベルでなくても、手帳出るような診断書書いてくれるだろう。
「障害枠に決めました」って、就労移行のスタッフに告げようか、迷ってる。
まだ、迷ってる。
転移、信頼
転移問題。
精神科受診してるひとなら必ず通る道と言ってもいいんじゃなかろうか。
最近、主治医に陽性転移している気がする。
恋愛的な意味ではない。
信頼と言ったら言い過ぎな気がするけど、なんとなくな、安心感がある。
だけど充分な「信頼」は、いつまでも得られないんじゃないかな。
もとは不信感が強かった。陰性転移だったんだろうか。
というか、そもそも人を信じにくいから、ともいえる。
だけど不思議なことに、いつの間にか、そういう不信感とか、敵対感が、うすらいだ。
いまはどちらかというと信頼に近づいている。
この先どうなるのか。もっと信頼できるようになるのか。それとも、また不信感に苛まれるのか。
タイムラグ
自分でもよく把握していないのだけど、「がんばる」と、そのあとで調子が悪くなるのかもしれない。
先週はがんばった。イレギュラーな1週間を送った。
朝から電車に乗って、初めましての人たちと協働した。1日当たり6時間。
初日はとても疲れたことを自覚した。
2日目以降は、それほど疲れは自覚しなかった。
1週間、無事に過ごした。
今週。なんだかやけに落ちる。何もしたくない。
思い当たる生活の変化は、先週のことだけだ。
先週は(気分的には)落ちなかったのに、今週になってダメになった。
何かがんばると、がんばってる間は大丈夫でも、それが過ぎ去ってから調子が悪くなるのかしら。
変なの。タイムラグがあるのか。
それとも、季節のせいかな。
冬が春に変わる。
夏が秋に変わるときにも、少し調子がおかしかった。
こういうときはどうしたらいいのか。
欲に任せて、ひたすら寝たらいいのか。
とにかくめんどうで、布団にこもっていたい。
想像
子どものころからそうなのだけど。
自分の将来が全くイメージできない。
想像できない。
子どものころ、「私の、将来」というものは思い描けなかった。
どんな職に就きたいとか、どんな人間になりたいとか、どんな家に住んで、どんな日常を送るとか。
全然思い描けなかった。
想像力がなかったのか、欲がなかったのか。
たぶん両方。
ただなんとなく、「みんなと同じように」どこかで働いて、
結婚はたぶんしなくて、子どもは持たないだろう、と思っていた。
その思考内容自体漠然としているんだけど、なんというか、その像は「私」固有の像でなく、「one of them」なんだ。自分のことなのに。
「みんなそうしている(大人になったら働いている)から、私もそうする一員になるんだろう」っていう、認識。そして具体性はない。
そんな感覚が、ずっと続いている。
今も変わらない。
自分の将来が、具体的に全然想像つかない。
ただ、ぼんやりと感じている。
自分の将来は、暗いものだろうっていう。
・・・この認識は症状的なものなのか。どうなのか。