主治医
主治医のこと。
私はとても用心深い。妄想性パーソナリティ障害の気があるんじゃないかと思うくらい、人のことを疑うし、また人が怖くもある。
だから通院を開始するときはかなり困った。病院、主治医、および薬への猜疑心が強かった。
・必要ないのに多量に薬を出すんじゃないか。
・儲けるために実際より多く点数をつけるんじゃないか(精神科診療は30分未満か以上かで点数が変わる)。
・ヤブなんじゃないか。適切な診断をしてくれるのか。
・主治医は心の中ではこちらを蔑視しているのではないだろうか(これは猜疑心というより拒絶過敏性か・・。)
・薬漬けにされるんじゃないか。
などなど。
だから通院開始は結構なストレスだったし、開始後も通うのがゆううつだった。
診察は自分のことをはなさなくちゃいけないから疲れるし。
今は、主治医のことは当初よりは信頼している。と思う。いまだに半信半疑くらいだけど、極悪人ではないと思う。
ただ、相変わらず警戒心は解けず、診察は疲れる。
そもそも病院を選ぶ際重視したのは、「診察するひとが何者であるか、みえること」。
gマップ上で「精神科」とか検索すれば、近所の精神科クリニックがいくつか出てくる。
それを片っ端からぐぐってみた。
医師の名が全く載っていないところ、院長の名前だけ載っているところ、名前と顔が載っているところ、経歴まで開示しているところ、まちまちだった。
一番情報開示が多かったところを、選んだ。
(病院は選んだけど、医師は選んでいない。おそらくだけど、初診前の症状等の問診の内容によって、ある程度勝手に担当が分けられてるんだろう。)
この選択は、そんなに悪くなかったんじゃないかなあ。
調子によって、主治医への信頼感はだいぶ揺らぐけれども、たぶんそんなに悪い人じゃないよ、と言い聞かせる。