脱過眠
きょうは疲れていたので、久しぶりにだらだらと昼まで眠った。
もともとは過眠だったが、ここ最近は1か月以上、脱過眠の日々を続けることができている。たいてい、7時か8時台には起きる。12時近くまで眠ったのは久しぶりだ。
過眠の日々が続いていたころ、何が起きていたかというと。
だるい・眠い→朝起きない→でも寝続ければそのうち目が覚める→目覚めた後布団の中で嫌なことが頭を巡る→ゆううつで布団から出ない→いつの間にかまた睡眠
の繰り返し。
「嫌なことが頭を巡る」の中には、「また寝すぎてるよ」とか「こんなに起きれなくて、この先やってけるのか」とか、そういう、過眠自体に対するゆううつも含まれる。
そう、悪循環だ。
このままじゃよくない。と思い、脱過眠に取り組んだのが5月初め。
にわとりが先がたまごが先かじゃないけど、夜早く寝るのが先か朝早く起きるのが先か。夜早く寝ることはできなかったので、なんとしても朝早く起きることにした。
結果。2日で挫折。
起きたって、どうにも眠いんだ。身体が「ちがう、このリズムは私のじゃない」と言う。そりゃあそうだ。これまで深夜2時3時に寝て、12時とか14時とかに起きてたんだから。無理やり8時ごろ起きた時の体のだるさ・眠さと言ったら、半端なかった。
それから2、3週間して、再び挑戦。
だってどの本にも「非定型うつは生活のリズムを整えることが大事」と書いてあるんだもの。どうにかせんといかん。
初日。なんとか9時前に起きて、即外出した。セロトニンだセロトニン。朝日を浴びてセロトニンをつくるのが大事らしい。
外に出たら、びっくりした。何がって、まぶしいのだ。朝日(とはいえもう9時近いのだが)とはこんなにまぶしいものかと、衝撃だった。普段薄暗い部屋の中で過ごすことが多かったので(ほぼひきこもりだ)、初めはほんとにまともに目を開け続けるのがむずかしかった。
そんなことを数日続けた後、病院の日。
「朝起きるようにしてます」と主治医に告げると、「それはよいことですね」と。
加えて、「どんなに乱れていても、2週間続けると定着します。」「いったん起きあがって何かした後は、また眠っても構わないです。」と教えてくれた。
うーん、なんでこれまで過眠について何も言ってこなかったんだろうか。
他の医師はどうなのか知らないけれど、私の主治医は、自分から生活についてあれこれ指示をすることはない。
昼夜のリズムについても、朝起きることがよいことなのは明らかなはずなのに、それまでそういう指示をされたことはなかった。あくまで自発的にそういう行動をとるのを待つ、ということなのかな?わからないけど。
以来、その生活を続けた。朝起きて、外に出て、帰ってきて朝ごはん。(たいてい、そのあとまた寝る。)
初めは8時台に起きていたのが、だんだん7時台に起きられるようになった。主治医の言う通り、2週間くらいすると朝起きるのがさほどしんどくなくなった。
いまも脱過眠は続いている。
相変わらず朝ごはんのあと午前中に少し眠ってしまうけど、3割くらいは、寝ずに過ごす日ができている。
とりあえず、めでたしめでたし。